文章・文体
早速本音で書こう。
あらかじめ言うが、このブログは好きなことには恐らく触れないと思う。
好きなことはあっちで言えるし。
その好きなことの中でも色々とあれば、言うかもしれない。
でも基本的には私の「納得いかないもの」や「嫌いなもの」で構成されると思う。
あるいは人様にはとてもじゃないが大っぴらにできない秘密。
ま、それはおいおい。
今とても悩んでいることがある。
このブログ上での文章の書き方だ。
素で書くと、もしかしたら友人達に見つかるかもしれない。
なので、割と無難な感じの文章体で書いている。
しかし書きづらい。
格式ばった感じのこの文章。本当にこんな文面で私の本音を120%引き出して綴れるのかと、自分のことながら不安になる。
いい感じにしっくりくる書き方が見つかるまでは、違和感のあるこの文章でお楽しみ頂きたい。
読書が好きな方である。
好きなことは書かないと言ったそばから言うが、読書は嫌いではない。
朝の読書の時間や、図書室で過ごす時間が好きだった。
めっきり読書の時間も減ったが、漫画なら毎日のように読んでいる。
小説は積読しかできていない…
母親が本が好きで、家には話題の新書がずらりと並んでいた。
テレビ等で話題になっている本に興味があると、母に言えば翌週あたりにはしれっと本棚に並んでいた。
画集や漫画もあったし、教育書など本当に色々な本が並んでいた。
新しい本が、本当にしれっといつの間にか並ぶので、私は気が向いたときにそれらを引っ張り出して一気に読んでいた。
様々な作者やジャンルの本を読んでいて、これは!とジャストではまったものも数多くあった。実家を出た今でも、その作者の本は買って本棚に並べている。そして思い出したように母と語り合う。
逆もまたしかり。
自分には全く良さが分からない作者もいた。
その小説だけなのかと思ったら、全体的に同じ感じだったので作者の個性なのだろうと思う。
内容は面白い。とてもよかった。文句なしに楽しかった。
と思う。
思う、とつけたのには理由があって、おそらく内容は面白かったであろうと思うのに、文章が読みづらくてなかなか内容が入ってこなかった。
何度も何度も読むのをやめようと思った。
けれど、頑張ってなんとか1ページを理解できるまで読めば、楽しいことがわかる。
なので勇気を振り絞ってまた次ページを開くのだ。
内容が面白くても、文章で心が離れてしまうような小説を物語と言っていいのだろうか。
その後、その作者の小説は2冊読んだが、やはり文体が気になってしまって集中できなかった。
それ以降はその作者の小説は読んでいない。
文章というものは、普段あまり意識しないが、それなりに大事なものであると思う。
書き方によっては不快感を与えられることが、今回この小説を通じて分かった。
その程度には私はこの作者が書く文章が「嫌い」である。
無理に文章を読もうとせずとも、映画化されたり映像化されている作品も多々あるので、そっちで面白さの補完をすればいいのだが、結果として作者に金が回ってしまう。
それは嫌だ。
そのレベルで嫌いだ。
ここまで書いたなら作者名や作品名を出せよと言う話ではあるが、それを書いてしまうとこの文章とそれらが比較対象になってしまう。
中2で文章力が平均以下になってしまったど素人の文章なんぞと比べるのもおこがましいが、しかしそれは不名誉なことなので控えたい。
確実に負ける試合なら、私は土俵に立ちたくない。辞退しよう。
そんなわけで、比較されたくなかったので言えなかった本音を、今ここで少しだけ流すことができた。一種の供養のようだ。
最後に一言。