燃えませんように。

本音駄々洩れブログ

誰だよお前。

私は世にいうオタクである。

何かの記事で最近見かけたが、最近の若い子は「オタク」にさほど嫌悪感はなく、なんだったら7割の人達が「自分はオタクである」と言う認識を持っているんだとか。

なんと住みよい世の中になったんだ。

とは手放しでは喜べない。

 

先日、仕事終わりに映画を見に行った。

どうしても見に行きたかった映画を、公開初日に見に行くことができた。

子供が2人いる私には、奇跡のような出来事だった。

割と真ん中あたりの席を確保できて、本当に奇跡だと思った。

隣に座る人が寄ってくるまでは。

 

基本的におひとり様が多い映画だった(冒頭の書き出し含めて察して欲しい)んだが、その隣に座ってきた女性は「ステレオタイプなオタク」だった。

ステレオタイプかどうかは分からないが、自分的には「オタクってこんな感じ…」という印象そのものだった。

一人で来ているのにやたらうるさい。ずっと独り言を言う。

急にガッツポーズをしてくる(入場特典が狙ってたものだったらしい)。

もうこの時点で悪い予感はしていたので、そっとスマホを取り出してその日の次の上映を予約しておいた。

結果的にこの判断はナイスだったと思う。

 

映画が始まってもうるさかった。

喋っているわけではないが、リアクションがいちいちうるさい。

隣でゴソゴソしないで欲しい。

自分の推しと関係ないシーンだからって突然吹き出したり(割とシリアスなシーン)笑ったりしないで欲しい。

なぜなら隣に私がいるし、私は彼が推しだからだ。

邪魔をしないで欲しい。

デートの邪魔をしないで欲しい。

ただただ腹が立った。

 

その日2回目に見た同じ映画は、誰にも邪魔されることなく堪能できた。

幸せだった。

 

後日、入場特典目当てで再度同じ映画館へ向かった。

前回は入場特典で推しが出なかったので、手数を増やそうと思い、夫も連れて行った。

1回見るだけで2枚ゲットできる。お得だ(?)。

映画の内容はすでに見ているので、好きなシーンや見返したいシーンをじっくり観察することができたので、かなり楽しく見ることができた。

しかし1回では推しが出なかったので、2回目を見ることにした。夫も巻き添えで。

そんな2回目で再び悲劇が起こる。

 

2回目の夫と推しと私の3人デート()で、やっと推しの入場特典をゲットできた。

そこまでは良かった。むしろそこしか良くない。

もうそろそろ映画の告知動画も終わるな、というタイミングで3人組の客が目の前の席に座ってきた。

コスプレをして。

実はシアターの入場前にその3人組は見かけていた。

大きな荷物をもってトイレへと急ぐその様は異様だったので覚えていた。

おい。

おい。まさかお前ら。

コスプレするためにトイレ行ったのか。

おい。

コスプレはまあ、する分にはいい。劇場側がチケットもぎりの際に止めなかったんだから、許された(許可ではなく、許された 感)とみなして、そこが許すなら私は何も言わない。

ただ、同じくコスプレをたしなんでいた自分からすると、トイレという場所でするんじゃない。もっと言うと一般人に迷惑をかけるんじゃない。

ハロウィンの時期やコスプレが許可された公園・遊園地等でトイレでの着替えが毎回問題になっているのを知らないんだろうか。知っててやってるんだろうか。

もうその時点で嫌悪感がMAXだった。

 

上映が始まると嫌悪感とか生易しいものではなくなった。

応援上映でもないのに、キャーキャー言ったり手を上に上げて振ったりハートを作ってみせたり。何度も言うが、私はこいつら3人組の真後ろの席に座っていた。

邪魔なんてレベルじゃない。一切内容が頭に入ってこない。常にその3人組のバカ女のことしか頭にない。

推しが出てこなくなったら喋りだす。ずっと喋る。割と普通の音量で喋る。

お前らのおしゃべり上映に来てんじゃねえんだよこっちは。

何度声を荒げようと思ったか。

しかしここで声を出せば、私も同類になってしまうし周りの他の客にも迷惑がかかってしまう。

なので椅子を蹴ることにした。

分かっている。褒められたことではないことは分かっている。

同類に成り下がったのも分かっている。

でも我慢ができなかった。

本当に何も聞こえないし見えなかったのだ。

幸い、前列にはそのバカ女3人組以外いなかったので、何度か小突いた。

流石に音がするほどは蹴れない。コンコン、と。

うるさいですよ、あなたたち。

くらいのものを何度か蹴った。

効果はなく、エンドロールを迎えた。

照明がつき、シアター全体がシンとしている中で

「いや、うるせえわ。」と思わず言ってしまった。

チキンなので「夫に言う」というていではあるが、しっかりと言った。

何にも聞こえなかったし、チラチラ手が邪魔するし、本当に最悪だった。

金を返して欲しい。と言った。

目の前の後頭部3つはピクリともせずシンと黙っていた。

上映中はあんなにうるさかったのに急に黙ってしまった。逆じゃん。

夫もなだめながら「でもこれが初めての視聴だったり、今日のこのタイミングしか見れなった人がいたなら、本当に気の毒だね」と言ってくれた。

そういうとこだよ。

好き。

 

私は4度目の視聴だったのでまだ傷は浅いが、本当に遠方からわざわざ来てる人がいたらどう責任をとるつもりだったんだろうか。

こういうことをするオタクやファンがいるコンテンツなんだなと、マナーが悪い奴が多いんだなと思われて新規獲得できなかったらどうするつもりなんだと。

そして「やっぱりオタクはどうしようもない」というかつての価値観に戻り、偏見に耐えなくてはならなくなったら、どうしてくれるんだ。

本当に腹が立った。

 

物事を深く考えられなかったり、周りが見えてないやつが多い。

浅はかで頭が悪い奴も多い。

そういうやつが本当に嫌いだ。

久しぶりに怒りの赴くままに書きなぐった。

それぐらい辛い出来事だった。