坊主
宣言通り、3日坊主になってしまった訳ではないことを、あらかじめ書いておこうと思う。
ブログの存在はいつも頭の片隅にあった。
書かねばなるまい。3日坊主だと思われてしまう。
そう思った。
しかしネタが何もない。
ないわけではないが、ここに書きなぐるほどの鬱憤が溜まらないのである。
いいことではあるのだが、ブログの在り方としては存続の危機である。
基本的には、どこにも消化することのできないゲロが自分の中に溜まった時に更新するつもりだ。なので、更新頻度は自分のキャパシティによる。
気分のいいときには書き込まないだろうし、言いたい事はあるが気分が乗らない・それ以上に落ちている時にも更新はない。
烈火のごとく怒り狂って、その怒りのパワーを発散させたい!!
と思った時に、私にPCの電源を入れる能力が備わっていれば、更新される。
こう書くと、中々低い確率での更新になりそうだ。
広告系で働く友人が一人いる。あまりそちらの業界には詳しくないのでその友人だけなのかもしれないが、その友人は思考を「文字」にすることをとても大切にしている。
文面にすることを大事にしているし、その文字が美しいか、トゲがないか、そのあたりも当然大切にしている。
そんな友人が、ツイッターと言う140文字の世界ではとうてい書ききれない、と言ってこの度ブログを始めた。
既に数か月経っているが、きちんと毎週2日更新されている。
ブログの内容は友人の好きなものや身の回りのこだわりについて。
さほど長くもない記事だが、前述したとおり、言葉には隅から隅まで気を使って書いているので、読んでいて気持ちがいい。
私のような一般人がただ書き連ねた記事ではなく、本当に文字のプロが書いた「記事」なのだ。内容は特別なことではないが、スッと読めて微笑ましい気分になれる。
しかし、先に書いたが友人のブログなので、ある程度筆者の素性は分かっている。
そんな友人のことが、プロの記事として書かれていると、どうにもこそばゆい。
「ああ、これはあの話だな」「確かにこれ、好きだったよな」
と思いながら、綺麗に整頓された文字を読んでいく。
なかなか出来る体験ではないと思うが、ぜひこの感じを味わってほしい。
おへその奥あたりが、こしょこしょっとするのだ。
ああ、結局何が言いたかったかというと、その友人のような更新頻度は期待しないでほしいと言うことだ。